住まいの基礎知識 【外壁その3】



 吹き付け仕上げ
スタッコ吹き付け・リシン吹き付け・吹き付けタイルがあります。スタッコ吹き付けは、表面に粗い凹凸ができるセメント系の素材です。リシン吹き付けには、セメント系のセメントリシンと樹脂系のアクリルリシンがあります。また、吹き付けタイルもセメント系と樹脂系があり、タイルのような仕上げができます。

表面にゴミなどがついたら、ほうきで軽く払い落とします。
5年ぐらいで吹き付け直しが必要です。専門業者に依頼してください。

 窯業系サイディング
窯業系サイディングはセメントを主原料とし、これに補強材と水を加え高圧成形したもので、防火性・耐久性にすぐれています。継ぎ目は特殊加工され、シーリング材(継ぎ目の隙間をふさぐもの)を充てんしています。


汚れたらほうきやモップなどで払い落としてください。
■ボードの継ぎ目のシーリング材に小さなひび割れができることがありますが、防水性に影響はありません。しかし、長い間にはシーリング材の劣化も起こります。劣化や破損を見つけたら専門業者に補修を依頼しましょう。
■褪色が進んできたら、塗り直しを専門業者に依頼してください。目安は5〜7年です。