細部まで点検を
軒裏・鼻かくし・破風板・樋などは屋根の機能を果たすのに必要な部分です。また、窓や出入り口の上部に取り付けられるひさしは、直射日光や雨などを防ぎます。
ひさしには陸ひさしと、腕木ひさしがあります。
陸ひさしは、柱や間柱の側面に型板を大釘で打ち付け、野地板を張り、その上にトタンなどの金属板を葺きます。ひさしの軒裏は耐水合板を張って、軒天井を仕上げます。ひさしの出が少なくてよいところに用いられます。
腕木ひさしは、柱から腕木を伸ばし、その上にだし桁を乗せ、だし桁と垂木かけに垂木を渡して野地板を張ります。一般的には、その上に金属板を葺きます。
少し離れた所からひさし全体を見てください。
外壁との接合部にゴミがたまりやすく、さびも出やすいので雨漏りが疑われる場合があります。高所の作業は危険を伴いますので、専門業者に点検・補修を依頼してください。