■風雨にさらされ傷みが激しい
外部に面しているために、ホコリや汚れがつきやすい場所です。特に雨や強風の後は汚れがひどくなります。放っておくと損傷の原因になりますので、汚れたらすぐに拭き取るように、こまめにお手入れしましょう。
アルミ製ドア・スチール製ドア


かたく絞った雑巾で拭いた後、から拭きします。



中性洗剤をぬるま湯で薄め、スポンジや柔らかい布で汚れを落とし水拭きします。最後に乾いた布で拭き上げます。



クレンザーやタワシでこすると表面の塗装にキズがつく恐れがありますので使用しないで下さい。




■ドアがきちんと閉まらない
蝶番にミシン油をさしてみます。それでも調子が悪いのはネジ穴が広がってネジがゆるんでいるからです。直し方は次の2通り。

〔ネジを新しいものと交換〕
これまでのネジよりひと回り太いか長いネジに替えてみます。またはネジをいったん外し、エポキシ系の接着剤をネジにつけてねじ込みます。これでしっかりと固定します。

〔ネジ穴に埋め木をする〕
ネジを全部外します。ネジ穴に木工用ボンドを入れ、ナラ、ブナなどの堅い木を埋め込みます。のこぎりで飛び出している部分を切り落とします。それからネジを埋め込みます。


■鍵の出し入れがしにくい
鉛筆のしん(B〜4B)を削ったものを鍵にふりかけるか、鍵穴に注入するとスムーズに動くようになります。鍵穴に潤滑油、潤滑剤などを注入するとホコリなどの付着をまねき、かえって故障を起こす原因となりますので絶対にやめてください。



■ドアがバタンと閉まる
ドアクローザについている弁を調整します。弁をマイナスドライバーで時計回りに回すと速くなり、時計回りと逆に回すと遅くなります。1回転以上回しますと内部のバルブが抜け、油が漏出する恐れがありますので注意して取り扱ってください。


■ドアノブがガチャガチャいう
原因はほとんど、ノブと心棒を取り付けているネジのゆるみです。ノブの付け根の所にあるネジをきつく締め直して下さい。それでもまだガチャガチャいうようでしたら専門業者に相談しましょう。



ネジを外すときは必ずドアと床の隙間に木片などを差し込んでドアを固定しておきます。さもないとネジを外すにつれてドアが下がり、ネジ穴がさらに広がってしまうなどの恐れがあります。
※以上のトラブルは木製ドアも同じ方法で直すことができます。